逃げ
わたしはいつもいろんなものから逃げてきた。
給食当番を忘れて遊んでた小学生のわたしは教室から飛び出して先生から逃げたし、
(捕まって校長室で、もう逃げません。て誓わされた。笑)
学校には内緒で行った文化祭の打ち上げをわたしの親から、たまたまバレちゃって、クラスのみんなに非難されたときも逃げた。
一目散に家まで走って帰った。
いじめられてしんどかった部活からも、
つまんない友達関係からも逃げて、不登校になったり。
嫌なこととか、つらいことばかりからじゃない。
楽しいこととか、幸せなことから逃げ出したこともあった。
大切に想ってくれる人と向き合うのが、
幸せをちゃんと見つめることが、怖くて逃げた。
いつもいつも、正当な理由を用意した。
あ、それなら逃げてもしょうがないね。って言ってもらえるような。
だって病気だから。だっていじめられたから。
だってしんどかったから。だってこんなこと言われたから。
言い訳製造マシーン。
わたしは言い訳を作る天才だと思う。
そうやってのらりくらりとかわしてきた。
いつもどこかへ逃げたがってるわたしがいる。
ここじゃないどこかへ。
また逃げか。なんてよわっちいやつだ。
って自分を思ってたけど、
もしかしたらただいつも移動してたいだけなのかもしれない。
1つの場所に留まらずに、いつもどこかへ行くために。
そのためにわざわざ言い訳を創ってるのかもしれない。
っていう言い訳。